Answer 9 

広々としたワンルームに司とつくしの吐息が木霊する。
頬や鼻、瞼に次々と司のキスは落ちてゆき、再び頬に唇が降り次に右の耳に触れるか触れないかのタッチで優しく触れ、そして囁くように確認する。

「いいんだな?」
「…うん…」

返事を聞き終えた司はそのままつくしの耳たぶを強く、優しく噛んでいく。
ゾワゾワとした感覚はつくしにとって初めての感触で、どうしていいのかわからず身もだえすることしかできない。

「やだ…」

嫌なことなど決してないのに、気持ちとは裏腹な言葉が出る。
全てが初めてのことで、どう司を受け入れていいのかわからない。

「いいよ…何もすることない。そのまま俺にまかせときゃいい…」

つくしをベッドに横たわらせると、上着を脱いで逞しい上半身を晒す。
薄目で見ていたつくしは、3年前よりも逞しくなったけど、少し痩せたんじゃないかと、漠然と感じていた。
そんなことを感じられるほど気持ちに余裕があることに少しおかしくなって、クスリと笑うと司が、

「なんだよ、何かおかしいか?」

と頬を少しだけ赤らめて言うのだった。

「ううん、まだまだ途上だけど、いい男になってるなって」
「バカか…」

そう言うとつくしの右側に寝転がり、体を自分のほうに向けさせる。
着ていた白いブラウスのボタンの一番上に手をかけて、ぎこちない手つきで外していく。
その手が少し震えているように見えたのは気のせいではなかったようで

「なんだよ、俺が緊張しちゃ悪いかよ」

こんな時でも憎まれ口をたたくなんてとつくしはなぜか嬉しくなる。
それ以上に自分だけが緊張しているわけでないと思っただけで妙な安心感に包まれた。

ブラウスのボタンがすべて外されると、再び司はつくしを抱きしめ今度は激しく唇を重ねる。

お互いに身に着けているものが徐々に少なくなり肌に触れる面積が大きくなる。お互いに押し付けるようにしてピタリと触れたまま離れない。

司の指や唇がつくしに触れるたび、その場所が一気に熱を帯びるのを感じる。
もうどうしていいのかわからないほどの快感に翻弄されながら、つくしは何度も何度も司の名前を呼んだ。

痛みですらつくしには愛おしかった。

―愛したことは決して忘れない。この痛みとともに決して忘れずに生きて行こう。

ベッドが大きく揺れるたび、つくしの瞳からは大粒の涙がこぼれ落ちる。
逃げ出したくなるほどの痛みでさえ、このまま一生続いてほしいと思いながら…。

「おい、どうした…痛いのか?」
「うん…少しね。でも大丈夫止めないで…」


司は3年分の想いを込め優しくつくしを抱いた。

そのままふたりはお互いに離れることすら許さないとでもいうように、体を寄せ合って眠りにつく。









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2 Comments

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2018/11/12 (Mon) 07:08 | REPLY |   

やこ  

スリーシスターズ様

濃厚なRじゃなくてすみません。ホント、苦手でね。しかも結構お話書くことから遠ざかってましたし、リハビリは継続中ってことで許してやってください。
今ちょっとあれこれ読ませていただいて勉強してる最中ですので、気が向いたら書くかも(笑)
ただ皆さんある程度予測はしてたみたいですね。アクセス数が朝からすごい(笑)
期待されていた方にはほんとーに申し訳ない(;^ω^)
あの方の登場はもう少し先かな。
以外に長くなりそう、どうしよう、ラブシンより話数が多くなったら、途中で失速しちゃうかも(・。・;

イベントや短編だとどうしても長くなっちゃうんですけど、連載だと私はだいたい1000~1500くらいですかね。
毎日更新やってますし、ストック作ろうとしたり、お話の区切りを考えたりするとどうしてもこの長さになっちゃうんですよね。
あ、あと誤字脱字や言い回しのチェックを毎晩するんだけど、あまり長いと見落とし多数で(笑)

以前ある方から、二次小説読む方って複数の書き手さんの作品を一度に読んだりしますよね?私もそうでしたし。
限られた時間で読む人もいるだろう…だったらこれくらいのお話の長さでいいんじゃないかな、って。
ただ今ある方の大作を再度読んでるんですけど、3000文字くらいで結構読み応えがあるんですよね。
大作と比べるのはおこがましいですけど、もうちょっとボリュームがあってもいいんじゃないか、とかもう少しキャラの心情以外の背景なんかを盛り込んでもいいような気がしています。
発展途上の身なので、もしかすると途中で激変するかもよ(笑)

2018/11/12 (Mon) 11:58 | REPLY |   

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