Answer ~Prologue~ 

し…新連載…始めました。

大丈夫かなぁ

すごく心配ですけど

頑張ります。





司がNYに旅立ってから丸3年。つくしは大学3年になろうとしていた。

英徳大学の法学部に進み法曹界へ進みたい、漠然とそう思ったのは地位や名誉を捨ててまで、自分の信じる道を突き進もうとした静の存在が大きい。

法科大学院に進んでから司法試験を突破するのは、つくしにとって贅沢な選択だった。
法学部を4年で卒業したとして、法科大学院へ進むと言えば、どういう状態であれ司が絡んで来ることは間違いない。
大学の4年間の学費を負担してくれているだけでも申し訳ないのに、さらに2年の援助はとても受け入れられない。

出来る限り最短で司法試験を突破できる道を模索し、独学で司法試験予備試験を前年に突破、本試験の受験資格を手にしていた。
両親もきちんと定職に就いて弟を養っていたので、自分の将来についてきちんと向き合うことができていた。

とはいえ両親からの援助は相変わらずないに等しく、ある程度の収入を得なければ現状を維持することができない。だから収入もよく自分にもメリットがあると睨んで近所で塾講師のアルバイトを始めた。

ただ環境がすべて勉強一色という状況になってしまい、つくしは精神的に疲れてくるようになる。
そんな時につくしの心を癒してくれたのが、茶道だった。

TOJのために茶道を学んだときは、付け焼刃で良さや奥深さなどを知る余裕もなかったが、まっさらな状態で向き合ってみると、心の奥底から癒されるのを感じた。

茶道へ導いてくれたのは他でもない西門総二郎。
茶道の家元の家庭に生まれ育ち、次男ではあるが次期家元として日本の茶道界を導いていく宿命を背負った男だ。
かつてF4と呼ばれた男たちは、それぞれの使命に向かって動き出し、相次いでつくしの元から離れて行った。

父親と財閥の危機を救うために立ち上がった道明寺司。
花沢物産の将来を見据えて1年間の留学へ旅立った花沢類。
そして表向きは総合商社をまとめる目的のため、全国各地を飛び回りほとんど東京にいない生活を送る美作あきら。

つくしの元に変わらず寄り添う役割を担った男が西門総二郎だった。

総二郎自身の生活に特別な変化はない。一期一会を求めて複数の女性と接点を持ち、時折大学に姿を見せながらも茶道界の発展の為に活動を行っていた。

毎週木曜日20時。
つくしが西門邸で茶道と向き合う時間だった。

この曜日この時間というのは、総二郎が完全オフになるタイミングであり、つくしもその日は塾講師のアルバイトを入れていない。

毎週19時半になると西門邸に出向き、総二郎と他愛ない話をしてから茶室へ向かう。
その30分もつくしにとっては癒しの時間だった。









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2 Comments

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2018/11/03 (Sat) 19:13 | REPLY |   

やこ  

スリーシスターズ様

お祭りお疲れさまでした。
私も息子母校のお祭りを覗いてみました。
保護者負担を減らす目的でだいぶ規模が縮小してました。誰のためのPTAなんだろうと思いつつ。

さて、ついに始まりました。
今日はプロローグなのでサラッとね。
でもお祭りの短編よりアクセス数も拍手もランキングポチも多くて、嬉しい限りです。
と、同時に、皆さん待っていてくださったんだなぁ、と思うとちょっとウルっと来ちゃいます。
シリアスですのでムキーも多いかもしれませんが、お付き合いくださいませ。

2018/11/03 (Sat) 20:13 | REPLY |   

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