Beautiful days

花より男子を愛する自称永遠の乙女の妄想  ※現在、ブロとも申請を休止中
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どうする?!LAパニック 1

当サイトは、アクセスカウンター、拍手総数ともにキリ番申告を歓迎しているのですが、皆様遠慮なさっているのかほとんど申告されることがありません。

この度、拍手総数44444を踏んだ!というお声を読者の方よりいただきまして私も嬉しくなり、お話やイラストなどできる範囲でリクエストを、とお声かけをさせていただきました。
ご要望にお応えできているか謎ですが、頑張って作ってみました。


では、どうぞ











―1週間まとまった休みが取れることになったからこっちに来いよ―

数日前の夜中に司からこんなメールが届いた。
日本は夏休みで学校もお休み。バイトもどうにか調整すればアメリカへ行くことは可能だった。
司とはイタリア以来会っていないし、本当は会いたいけどお金がない。
つくしはそれくらい出してやるから心配すんなという司に頼るのが嫌で、アメリカ行きを躊躇していた。

そうこうするうちにビジネスクラスの航空券が司から送られてきて、悔しい気持ちをにじませながらもその気持ちに甘えることにした。

『姉ちゃんが迎えに行くからとりあえずロスに行け』

と言われ、つくしは今ロサンゼルス国際空港にいる。

「つくしちゃん!!会いたかったわ!!」

”姉ちゃん”こと道明寺椿はつくしを見つけ突進してきたかと思った瞬間、押しつぶすかのように抱きしめつくしを歓迎し、ロス市内で「軽く」ショッピングを楽しんだ。
ボストンバッグひとつでロスに乗り込んだつくしの荷物は瞬く間にビッグサイズのスーツケース3個分にまで膨れ上がり、頼み込んで2つは日本の道明寺邸に送ってもらうことにした。

「お姉さん、いつもこんなにすみません…アタシにはもったいないくらいです」

スーツケースの中身は当然本物のブランド品ばかり。
つくしのように質素な大学生が持つには高価で使い道に悩むものばかりだった。

「いいのよ、いつも言ってるじゃない。私はつくしちゃんを本当の妹だと思ってるんだもの。これくらいは当然よ!あ、これだけはしてくれない?つくしちゃんにピッタリだと思って!」

椿の気持ちはありがたいのだが、今回の買い物のほかにも道明寺邸にはつくしの為に椿や司が買ったものが保管されている。
天使をかたどったモチーフのペンダントをつくしの首にかけながら椿は続ける。

「司は夕方こっちに着くみたいだし、とりあえずお食事でもしましょう!」

椿と食事をするとなると、日本から着て来たカジュアルではドレスコードで入店を拒否されそうだ。そもそも機内でそれなりに食事はしていてそれほどお腹も空いていない。

「あの…お姉さん…」
「大丈夫よ、カジュアルなお店に行くからそのままで構わないわよ」

つくしの気持ちをいち早く察知してくれる椿の思いやりがありがたかった。


***


「おかしいわね、そろそろ司が着いてもいい頃なのに…あの子本当につくしちゃんが来るのを楽しみにしてたのよ、トラブってるのかしら」

空港からそれほど離れていない距離にあるカフェのような場所で、軽くサラダボウルを食べながら椿と談笑していたのだが、くるはずの連絡が司からこないと言って、少し苛立っている様子だ。

「いい、つくしちゃん。今日はもしかすると…いえ当然司に襲われるはずよ。覚悟してきたなら何も言わないけど、嫌なら蹴り飛ばしてでも拒否しなきゃダメよ!」
「お、お姉さん…」

離れて暮らすふたりの間には当然進展はなく、1週間も一緒にいることを考えてつくしなりに気持ちにケジメは付けてきたつもりである。

「いい?正面からのしかかられてきたら、お腹をパンチするといいわ。こうよ、こう!背後から抱き着かれたら、肱をこうしてね…」
「姉ちゃん、牧野に何を教えてんだよ…」
「あんたってば!!遅いじゃないの!」

普段電話でしか聞くことのできない声が背後からして、つくしが振り返ると

「よお、来たな」

ニヤリと笑う司が立っていた。


***


「なんか変な感じ、右側通行なんて」
「当たり前だろ。ここをどこだと思ってんだよ」

カフェで椿と別れたあと、司が乗ってきたスポーツカーに乗って移動中。

どこか行きたいところがあるのかと聞かれて即座に答えたのが『ハリウッド』
特別映画が好きだというわけではなかったが、たいした下調べもしてこなかったつくしに思いつく観光名所がなく

「ベタだな」

とバカにされながら助手席で膨れている。
なんと言われようがつくしにとって今回の目的は司に会うことで、観光名所めぐりではない。

「今夜泊まるホテルは、同じ部屋だけどいいよな?」

と言われて赤くなるつくしだが、それなりの覚悟を決めている。
いよいよ今夜司とひとつになる、と思うとつくしは体全体が沸騰するように熱くなり、のどが渇いて仕方ない。

「なんか飲みたいんだけど…」
「ああ、後ろになんか飲み物入ってねぇか?」

路肩に車を停め、後部座席に手を伸ば……さずに、つくしに軽くキスをした。

「あ…」
「なんだよ」

突然の出来事でしどろもどろになるつくし。

「そういうの…反則でしょ…」
「バカ、そんな顔すんな。オマエこそ反則だ。夜まで我慢できなくなるだろ」

―夜まで我慢できなくなるだろ―

緊張でどうしていいか混乱状態のつくしは、いっそ夜こそ我慢してほしい、と思うのだった。



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-7 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017.05.23 18:16 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017.05.23 20:26 | | # [edit]
やこ says..."スリーシスターズ様"
本当にソッコーでビックリしました(笑)

そうかなぁ珍しいかなぁ。
そういやそうかもしれないですね(おい)

私も椿さん大好きです。私も弟がいるんですがあんな感じでいつも弟を殴るけるの暴行…とまではいきませんが結構イジめてましたよ。

文字数で切ったんですけど、ちょうどお話の始まり的な感じになりましたね。
どうお話が進んでいくのでしょう??
へへへ、それはお楽しみにということで!
2017.05.23 21:55 | URL | #- [edit]
やこ says..."うかちゃん様"
この度はリクエストをいただき誠にありがとうございました。
昨日までの番外編がちょうど切れたということもあり、また執筆も意外とスムーズでした。
ただ勢いで書いたのでご希望通りになっていないかもしれません。
あまり私っぽいお話ではないような気もしますが(汗)

お話よりもタイトルに悩みました。
短編とかは書き終わってかたつけるんですけど、書いて読み直しても浮かんでこない。
肝心なのは内容だ
と開き直ってテキトーに付けちゃいました(笑)

今日を含む6話編成です。28日まで楽しんでいただければ嬉しいです。
2017.05.23 22:00 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017.05.23 22:43 | | # [edit]
やこ says..."スリーシスターズ様"
こんなところで運を使っちゃダメですよぉぉぉ
あれは気休め!気休めですよっ!
2017.05.23 23:33 | URL | #- [edit]
やこ says..."名無し様(拍手コメ)"
ピョン美が出ましたか!可愛いですよね。ド田舎在住で近所に田んぼがありますが、本モノのピョン吉ピョン美(笑)は思った以上にキモイです。
2017.05.24 14:22 | URL | #- [edit]

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