Beautiful days

花より男子を愛する自称永遠の乙女の妄想  ※現在、ブロとも申請を休止中
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ラブ・シンドローム 51

ご注意

本作品に登場する医大はあくまでも自治医科大学を「モデル」として参考にさせていただいているもので、在学中のカリキュラムや医学部を卒業した後の進路につきましては事実とは異なることを踏まえたうえでお話をお読みください。

専門知識に関することや、事実と異なる描写に関するクレームにはお応えできません。





何がさっさとくっつけばいいのに、だよ。
無責任なこと言わないでっつーの。

アタシは一度寮に戻って組織学と心理学のテキスト、ノートと医学書を準備しながら考えていた。
いまここに道明寺がいたら、話はもっとややこしいことになってるに違いない。

道明寺か…こまめに連絡は取ってるつもりだけど、やっぱり会いたいな。
アイツもこれまでよりも忙しくなってるんだろうな。
向こうの大学は単位さえ取ってしまえば4年を待たずに卒業できるっていう話も聞いたし、約束の4年で帰ろうとずいぶん無理してるんじゃないかなって思ったりもする。

寂しい気持ちなんて感じる暇もないくらいバタバタした毎日を送ってるけど、一度アイツのことを考え出すと堪らなく会いたい気持ちが膨らんでくる。

声が聞きたい、アイツに触れたい。

ダメだ、ひとりになってアイツのこと考え始めたら弱い自分が出てきちゃう。
早く準備して男子寮に行こう。

デニムのトートバッグにテキスト類と筆記用具を詰め込んで部屋を出る。
隣の部屋のチャイムを押し、沙織が出てくるのを待つ。

「アンタ…なにそれ…」
「えへへ、ちょい気合い入れすぎ??」

そんな化粧して香水プンプンさせてたら、花沢類じゃなくてもドン引きだと…思う。


***


「ああ、それね。えーっと俺も結構そこは苦労した部分かも」
「え、花沢類も?」

男子寮のラウンジ。
2年生の男子学生4名と花沢類がすでに勉強をしているところだった。
厚すぎる沙織の化粧を直させて、香水は…とりあえずつけた部分を洗い流させていたため到着が少し遅れてしまった。

F4以外の仲間と談笑しながら学んでいる花沢類は激レアすぎて、西門さんあたりにその光景を写メして送りたいなと思ってしまった。

花沢類に会ったら聞こうと思っていた部分に付箋を貼り付けていたら、膨大な量になっていて仲間の男子学生、山下遼平に

「こんなにあるんじゃ教授に聞いたほうが早かったんじゃないの?」

というツッコミを入れられてしまう。
確かにそうなのだが、教授の教え方は些かわかりづらく一度質問をしたことがあったのだがさっぱり理解出来ずに時間が来てしまった。
ただこのままわからない状態にしておくわけにもいかずにいたところ、組織学で花沢類がトップの成績だったということを知ったのだ。

花沢類に聞いたのは正解だった。
難しいことはかみ砕いて教えてくれるし、都度出てくる疑問点は的確に答えてくれる。

それを見ていた男子学生のひとり、生田陽一郎が

「花沢、俺たちに教える時よりも親切で細かく教えてる。もしかして牧野さんのこと好きなの?」
「え?」

思わず反応してしまったのだが、全員の目が花沢類と真っ赤になっているアタシに行ったり来たりしている。

「つくし、真っ赤だけど、大丈夫?」

心配しているような言い方ではあるけどなんだか目の奥がニヤニヤしているようで恐ろしい。

「いや、アタシは別に…」
「好きだけど」

アタシが言い終るのを待たずに花沢類は言った。

「ちょっ、なんでそんなこと…」

今日は勉強を教えてもらいにきたのになんでこうなるの?!

「花沢!マジか?」
「ってか付き合ってんの?」

こうなると場は勉強どころの雰囲気じゃない。

「べ、勉強しようよ…」
「つくし!勉強なんかしてる場合じゃないでしょ!」

いやいや、勉強しにきてるんですけど…

「付き合ってはいなけど、牧野のことはずっと好き」

花沢類っ!なんでそんなこと今ここで言うの!?

「と、友達としてってことだよね?高校時代から仲良しだったもんね!」

こうなると必死だ。

「確かに友達ならずっと好きでいられるしね」
「え、マジ?天下の花沢が片思い?!」
「そうみたい」

男子寮のラウンジには他の学生もたくさんいて、アタシ達のいるグループの騒ぎに興味津々の様子だ。

「花沢に彼女がいないなんて絶対ウソだと思ってたんだよ。そうなのか、牧野さんは彼氏いるの?」
「え、あの…えっと…」

ちょっと!花沢類ってば、なんとか言いなさいよ。

「牧野に?うん、いるよ」
「「「「「マジかっ!!」」」」」

そういうことを言ってほしいんじゃないってば!

もう…ホントにイヤ…。



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4 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.12.25 10:47 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.12.25 15:28 | | # [edit]
やこ says..."スリーシスターズ様"
はい、ネタバレになりつつありますが、これから騒ぎが起きると覚悟をお願いします。
たまには大笑いできるお話でも書かなきゃ私が悲しくなりそうなのですが、今回は結構ノリノリで書いています。
長期戦になるかと思われますが、どうか見捨てないでくださいね。

年賀状…、明日から本気出します(笑)
2016.12.25 23:47 | URL | #- [edit]
やこ says..."kachi様"
そうなんですよ、類君にF4以外のお友達…ちょっとレアですよね。
なのでお友達が類君を「花沢」って呼ぶのもなんかちょっとだけ照れ臭かったです。
性格がわかりにくいキャラなので苦戦しておりますが、類つく作家さんのとこで勉強していたりします。

で、ここから先、kachi様が悲鳴をあげないかと心配しておりますが、先にあるハピエンを目指して頑張りますのでよろしくお願いいたします。
2016.12.25 23:50 | URL | #- [edit]

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