教習所物語 番外編 「ロマンチックな夜に」 後編 

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お話orイラストorハンコ

いずれかのリクエストにお応えできればと思っております。

尚、イラストとハンコにつきましては「誰誰のものを」とリクエストください。

イラストは模写、ハンコは彫りやすいものとそうでないものがございますので、元画像はこちらで選ばせていただければと思います。

少しお時間を頂くことになりますが、必ず公開させていただきます!





「なあ…最初で最後だと思って一緒に入んねぇか?」
「…え…?」


結局食後に2ラウンド楽しんだオレ達は、ベッドの中で微睡んでいる。


西田が用意した「商品サンプル」の使い方をしっかり頭に叩き込んだオレは、今夜どうしても牧野とあのバスルームに入っておきたかった。


「やだよ、あんなの無理…」
「さすがのオレももうあそこでオマエにイタズラする元気はねぇよ」


嘘に決まってんだろ。


天下の道明寺司を甘く見るなよ?
朝まで余裕でオマエを抱くくらいの力はある。


だがあのバスルームに一緒に入るのは、卑猥なセックスを楽しむことだけが目的じゃない。
たぶん今まで経験したどんなバスタイムよりも、幸せな気分になれるだろうし、美しい夜になることは間違いねぇぞ。


「灯りは点けねぇよ。暗いバスなら何もできねぇし」
「でも…」


よし、あともうひと押しだ!


「ローブ着て、先に入ってろよ。最初は真っ暗だがすぐ目も慣れるはずだしオレもすぐにいく」


牧野は赤い顔をして渋々頷くと、バスローブを身にまとってバスルームへ消えていった。


***


牧野がバスルームへ消えるとオレも同じ場所へ。
カチャリとドアを開くと、目の前が真っ暗で牧野が浴槽の中で身動きするたびにチャポンと音がする。


暗闇に目が慣れてくるとぼんやりと大きなジャグジーが視界に入り、大きな浴槽の端にいる牧野の姿が確認できた。


オレは西田か横山が置いたと思われる小さな箱の中からいくつかリモコンを取り出し、ジャグジーのヘリにそれを置くと牧野を背後から抱くカタチでお湯の中に入った。


「な?見えねぇだろ?」
「そうだけど…真っ暗闇はさすがに怖いかも」
「ならこれでどうだ?」


リモコンのスイッチを押すと、ジャグジーの周囲を囲むように垂れ下がる無数のひも状のカーテンが一瞬にして光を放った。


その光が周囲を取り囲む鏡に反射して、無限の光を作り出した。


「キレイ…」


ほらみろ、ロマンチックな夜だろう?
試運転ナシの一発勝負だが、オレ様に不可能はない。


「すごい…すごいよ道明寺…まるで宇宙にいるみたい…」


光の美しさに感動する牧野を後ろから力強く抱きしめる。


「幸せ…」


ああ、オレも同じ気持ちだ、牧野。


背後から抱きしめた牧野は高い位置で髪をアップにしているが、まとめきれない髪の束が首筋に貼りついて色っぽさを増していた。


ついさっき抱いたばかりなのにもう1ラウンド、そう、ここで灯りを点けた状態でコイツをどうにかしたい衝動に駆られる。
背後からゆっくりと牧野の胸を揉み始めると、「もう…」と吐息混じりの色っぽい声を出している。


このまま幻想的な光の中で抱くのもいいが、ロマンチックな時間はここでおしまいにして、どこを見ても裸のふたりしかいないバスルームで淫らに交わりたい。


左の手で牧野の胸を揉みつつ、右手でバスルームの照明と思われるリモコンに手を伸ばす。


ところが手が滑ってリモコンが外側に落ちてしまって手が届かない。
リモコンを手に取るには一旦ジャグジーから出る必要があるが、幻想的な世界にいて背後から優しく抱きしめたことで、牧野もだんだんその気になってきており空気を変えるのは惜しい。


するとジャグジーから手の届く場所に小さな箱が置かれているのを思い出し、そっと開けるとリモコンがいくつか入っていた。
西田め、なかなか気の利いたことするじゃねぇか。


オレはそのリモコンを手に取る。
途中で浴槽の中にぽちゃん、と何かが落ちる音がしたのだが、特に気にすることもなくスイッチに手をかけた。


すると…


どういうわけか浴室の照明は点灯しない。


なぜだ…、なぜなんだ西田!


「ひゃっ!」


点くはずの照明が付かずに戸惑っていると、突然牧野が悲鳴を上げた。


「どうした!?」
「何かが、何かがいる!」
「覗かれてるってことか?」
「違うの、お湯の中に何かが泳いでるみたい…」
「なんだと!?」


得体のしれないものが浴槽に泳いでいるとなれば話は別だ!
オレは立ち上がって落としてしまったリモコンを手に取り、牧野も急いでジャグジーから出てバスローブを着てオレにしがみついた。


スイッチを押した瞬間、眩しい光がバスルーム内を照らし出す。


「うっ」


暗闇にいたせいで蛍光灯の光が眩しくてジャグジーの中の異物がなんなのかわからない。
だんだんと目が慣れてきて、中を覗いてみると…


ピンク色をした親指大のオタマジャクシに似た物体が、縦横無尽に泳ぎ回っていた。


「道明寺…これ…なに?」


恐らくこれは、アレに違いない…。


オレが暗闇で見つけた小さな箱を見ると、その上に先ほどオレがスイッチを入れたリモコンが置かれている。
しかもご丁寧に小さな箱にはテプラで小さく文字が書かれていた。


ヤバイ、これが牧野に見つかったら、半殺しに遭うに違いない。
先ほどまで幻想的な光を放っていた電飾のカーテンをかき分けて小さな箱にそろりと近づくが、牧野の目線を気にしながら近づいたためか手に触れた瞬間に床に落としてしまい、中身をぶちまけてしまう。


「なにこれ…?」


そういって牧野は小さな箱を手に取り、テプラに書かれた文字を見ると、ジャグジーで元気に泳ぐ物体を見つめて拳を握りしめた。


「アンタ…これで何しようとしてたワケ…?」
「ちょ、ちょっと待て!これはオレじゃなくて…!」
「黙れ、この野郎っ!こんなモン仕込むなんて…!」
「待て!待ってくれ牧野!」
「問答無用っ!」


牧野はオレの腹にパンチ一発と、脛に蹴りを入れると怒ってバスルームを出ていってしまった。


顔をしかめながらピンクのリモコンのスイッチを切ると、ジャグジー内を泳いでいた物体は動きを停めて沈んでしまった。






小さな箱には






『商品サンプル:大人のオモチャ一式』


ピンクのリモコンには


『悶絶ロータースイッチ ON OFF』


というテプラが貼られていた。


チクショー!サンプルはこっちだったのか!


~Fin~









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5 Comments

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2016/11/30 (Wed) 21:28 | REPLY |   

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2016/12/01 (Thu) 10:09 | REPLY |   

やこ  

スリーシスターズ様

はい!逆ミラーボールとでも言いましょうか。
鏡張りでイチャコラさせるだけにしようかと思ったんですが、素敵な夜にしないとね♪

メール、届きました。いつもいつも本当にありがとうございます。
カッコいい潤くん、眺めながら子どもたちの写真を模写ろうと思います。

2016/12/01 (Thu) 21:27 | REPLY |   

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2016/12/01 (Thu) 23:50 | REPLY |   

やこ  

maya様

ありゃ、5人オーバーでしたか(・・;)
実は20万を踏んだ方よりお便りがありません。
もし1週間くらい経っても申し出がなければmayaさんのリクにお応えしましょうかね??

西田さんは楓さんの秘書のはずなんですけど、なんかいいキャラで好きなんですよね。
他の二次作家さんのお宅でも結構いい味出してて好きなんです。

2016/12/02 (Fri) 23:32 | REPLY |   

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