Beautiful days

花より男子を愛する自称永遠の乙女の妄想  ※現在、ブロとも申請を休止中
8

ラブ・シンドローム 25

おはようございます。

昨日21時頃にこれまで閉じていた「拍手ページ」のコメント欄を開放いたしました。

コメント・拍手コメントは原則非公開とさせていただいておりますのでご了承ください。


では今日もいってみよー!





「つくし、辛いの?」
「え?」


突然そんなことを言われてなんのことだかよく理解できないアタシに滋さんは言う。


「寂しいんでしょ?司も類くんもここにいないし」
「そういうわけじゃないけど…」
「いいよ隠さなくて。つくしは頑張ってると思うよ」


面と向かって褒められるとなんだか照れくさいけど、それぞれの将来のための試練だと思えば耐えられると思っていた。


「寂しい…のかな。やっぱり」


アタシらしくない言葉が思わず出てしまったと言ってから後悔した。


「ねえつくし、あたし達親友だよね?」
「そうだよ、どうしたの急に」


滋さんは少し寂し気な表情をすると、小さな声で話し始めた。


「なら困ってること言ってよ…水くさいよ」
「それは…」
「つくしが金銭的な援助を受けないことはわかってる、だからあたしは何もしないけど、今のつくしに必要なのは迷いや悩みをブチまけることじゃない?」


迷いや悩みをぶちまける?
アタシが進む道に迷いなんかない。
悩みってなに?


「司が傍にいないことが寂しいなら寂しいって言っていいんだよ。全然恥ずかしいことじゃないと思う」
「恥ずかしいっていうわけじゃ…」


そう否定してはみたけど、人に言うことじゃないと思ってるし人に言ったところで何も変わらない。


「つくしさ、誰かに言ったところで変わらないって思ってるでしょ。それほど経験豊富なわけじゃないけどさ、悩んでることを誰かに言うだけで、ずいぶん気持ちは楽になるよ」


そんな風に言われて何も返せないアタシに


「ほら、つくしいつもみんなに頼られてるでしょ?つくしだって頼っていいんだよ?あたしがダメなら桜子でも優紀ちゃんでもいいと思う。とにかく思ってること吐き出してみるといいよ」
「そんなこと…」
「それができないなら…司にきちんと伝えてみなよ!会いたい、寂しいって!もちろんすぐに帰って来られないのは仕方がないけど、つくしの思いは伝わるはずだから」


道明寺に気持ちを伝える?
日本とは真逆の時間帯だし、勉強と仕事で忙しい人にそんなことしていいんだろうか?


「そんなことして、大丈夫なのかな」
「何言ってんの!司がどれだけつくしのことを好きか一番わかってる滋ちゃんが言うんだから安心して!NYで思いっきり甘えて来たんでしょ?それを思い出しなよ!」


そう言う滋さんの表情が少し寂しそうに見えた。




***




携帯電話のメール画面を睨んで、文章を打っては消すを何度繰り返したことか。
滋さんに言われて、やってみようかと思ったのはいいけど、いざメッセージを送ろうとすると本当にこれでいいのか不安になる。


【会いたいよ、好きだよ道明寺】


この2つを送信すれば何かが変わるのかな。
今日はもうやめて明日にしよう。


携帯電話を枕元に投げ、布団に入り目を瞑って道明寺の顔を思い浮かべる。

NYでの幸せだった1週間、アタシは思い出すと恥ずかしくなるくらい恋する乙女だった。
現実に戻るのがイヤだとさえ思った。
あの時みたいに素直になればいいのかな?
アタシにそんなことができるのかな?


そう思った瞬間には、布団から飛び出て携帯電話を握りしめていた。


メールじゃだめだ。
声が聞きたい。
直接言わなきゃ絶対ダメ。


着信履歴を画面表示させ、通話ボタンを押そうとした。

すると突然画面が切り替わり、今電話をしようと思ったオトコの名前が表示された。


「もしもし」
『オレだ…』
「うん…どうしたの?こんな時間に」


ああ、アタシの大好きな声。
アタシだけに向けられる優しい声。


『1時間休憩が取れた。しばらく声聞いてなかったから、寝てるかと思ったけどかけてみた』


なんだか急におかしくなった。
道明寺もアタシと話ができるとは思ってなかったのにダメもとで電話してきたんだね。


『頑張ってんだろ?勉強』
「え、あうん。それなりにね」
『なんだよそれなりって。決めたなら死ぬ気でやれよ』
「あはは、そうだね。まさかアンタに言われると思わなかったよ」
『オレは死ぬ気でやってるからな』


そうだよ、アタシなんかより大変な思いをしてやってる道明寺に恥ずかしくないようにやろうって決めたじゃん。


「うん、死ぬ気でやる」
『そうだ、その意気だ。オレのオンナはそういうオンナだ』
「だからさ、アタシはアタシだってば」


ハイハイそうでした、とからかうように笑う声。
アタシの夢を認めてくれたと思っていいよね?


「道明寺…」
『なんだよ』
「ありがとう」
『なんだよ、気色わりぃな』
「相談もしないで、いろいろ黙ってて、ほんとにごめん」
『そうだな、その通りだ』


そう言う声は怒っていない。言うなら今だ。


「あのさ」
『なんだよ』
「アンタに会いたい。好きで好きで仕方ないの」
『………』


黙っちゃった…。
ヤバかったかな。都合考えないで…。


『24日に…』
「え?」


24日ってあと20日くらいだよね?


『日本に帰る』



該当の記事は見つかりませんでした。

8 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.11.08 10:08 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.11.08 12:13 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.11.08 13:58 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.11.08 18:03 | | # [edit]
やこ says..."スリーシスターズ様"
私は滋ちゃんがどなたかの二次小説でつくしちゃんから司くんを奪うくらいのいや~な子になっているのを読んで、これはすごい!と思ったことがあります。
お話を読んで「これいいな、素敵だな」と思うのはもちろんなんですが、「この〇〇最悪」とか「このお話悲しすぎる」とか読者さまの感情を揺さぶることができる人こそ素晴らしい作家さんなんだと思います。なので、いろんなご意見聞いてみたいと思うんですけどね。お褒めの言葉しかいただいてませんので、まだまだということなのかもしれません(笑)

私も落ち込んだ時などはアラフェスDVDで復活してます。
ジュニアの子たちもいないで5人で踊る嵐がとっても楽しそうなのがスキなんですよ。
ちなみにリア友は札幌の神席に当たって、潤くんの汗を浴びで昇天しかけたそうです。
私はその話聞いただけで昇天しそうになりました。

ランキングがグングン上がったのは読者の皆様が面倒にも関わらずブログ村のバナーを押してくださっっているからで、本当に感謝しています。でも上位の方々はうちよりもアクセス数は遥かに多い方ばかりですからね。ビギナーズラック(って参加は二度目ですけど)みたいなもんでしょうかね??
もっともっと上手になりたいなと思っています。
2016.11.08 23:55 | URL | #- [edit]
やこ says..."凪子様"
こちらこそ先日はお世話になりました。
深窓の令嬢の正体はただの変人でした(笑)

司くん、ジェラっちゃうくらいカッコよく書けてます?
エヘ、だって私、司スキーですから。
ただうちの類君をカワイイと言ってくださる凪子様のためにも、もっともっとカワイイ類君を書きたいですね。
でもつかつくです←トドメ
2016.11.08 23:58 | URL | #- [edit]
やこ says..."スリーシスターズ様"
感謝の気持ちの詳細、情報ありがとうございました。
うーん、待ち受けかぁ。通常版買うほどではないかなぁ、どうだろう。非国民的ですかね??(笑)

私は待ち受け画面よりも生MJに会いたいんですよ!そして抱かれたい←またおかしなことを…。

いつになることやら…。
まずはFCに入ってその権利を得ようと思います。
2016.11.09 00:01 | URL | #- [edit]
やこ says..."かなた様"
その悲鳴は…

「いやん、かっこよすぎ」って変換な感じですよね?ね??
カッコよく書きます!私好みの坊ちゃんを!!
2016.11.09 00:02 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する