20years 恋が始まる 9 通常バージョン 

ブロとも限定バージョンと通常バージョンの違いですが、つまらないオマケがあるかないかでお話に全く違いはありません。





昨晩振り回したせいで疲れが出たのかつぐみが発熱しつくしは病院に連れて行くと言う。翼は余計なことをしてごめんと謝った。
家に取り残された司と翼はソファに座ってそれぞれに好きなことをして過ごすことにする。一通りの家事を終えて経済誌を読んでいた司はソファに寝転んでテレビを見ていた翼に向かって突然言った。


「おい、ちょっと出かけるか」
「え、どこに行くの?」
「ドライブ」
「え、母さんとつぐみが帰ってくるよ?」
「いいんだ、つくしも休ませないとな」


アンタが疲れさせてるんじゃないのかいと翼は心の中で呟くが、司はピンクのエプロンを外すとご機嫌で支度を始めた。
運転しようか?という翼に対し、オレがすると言う司。
いったいどこへ向かうのか。

司は真新しいCDを1枚取り出すとオーディオをガチャガチャいじっている。そんな乱暴にしたら壊れちゃうよといって翼はCDを取り上げオーディオを操作する。


「へぇ、父さんもアイドルの曲聴くの?」
「普段は聴かねぇよ。ネットで調べてたらオマエにピッタリだと思って買ってみた」


アップテンポな曲はホテル社長が出てくるドラマ、ピアノの前奏から始まる曲は弁護士が出てくるドラマの主題歌だった。


「両方ともいい曲だろ?」
「そうだね。このグループの曲はあんまり聴いたことなかったけどいいかも」
「これを聴いてオマエ今のオマエにピッタリだと思った」


歌の歌詞にピッタリだと言われてなんとも照れくさい翼だが、


~♪♪♪~


ふたつの曲の歌詞を見ていて思う。


「なるほど、そういうことか」
「やっとわかったのかよ」


ずっと振り向いて欲しいと自分にサインを送っていたことに翼はやっと気づいた。
そして可奈の笑顔をずっと見ていたいという自分の気持ちにも。


「はは、ホントだ。鈍感にもほどがあるな」
「気づきゃいいんだよ」


でも翼には気がかりなことがある。司にそれを聞いていいものかどうか思っていると


「総二郎のことか」
「…まあね。あと仕事のこともあるし」


司は翼の額にデコピンすると、バーカと言って笑い出す。


「ホント、そんなとこまでそっくりとはな」
「誰に」
「超鈍感人間に」


何も本気でデコピンすることないのにと口を尖らせると続けて司が言った。


「付き合ってもいないうちから別れてギクシャクすること考えてどうする。それとも何か、オマエは別れることを前提に付き合うサイテーなオトコなのか?」
「そんなことないよ」
「なら総二郎がどうだとか会社がどうだとかウジウジ考えてねーでビシッと決めろ。上手く行くときは行くしダメなときはどうやったってダメなんだよ。とにかくスキかキライか、付き合いてーかそうでないか、ヤリたいかヤリたくねーかのふたつにひとつで答えを出せ。人生は二択なんだよ」


最後のは親としてかなり問題発言だが、司のいうことは尤もな正論だ。
翼は拳を握りしめると司に、ありがとうと言い決心する。


「父さんに大事なことを教わるのはいつも車の中だな」
「何言ってんだ、車以外でも大事なことは教えてるつもりだ!」
















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5 Comments

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2016/09/01 (Thu) 22:11 | REPLY |   

やこ  

悠香様

ほんとですね、ワタクシも暑さでどうにかなっております。

涼しいところでじっくり頭を冷やしながら、楽しいお話を考えます(・・;)

2016/09/01 (Thu) 22:34 | REPLY |   

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2016/09/02 (Fri) 12:45 | REPLY |   

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2016/09/02 (Fri) 20:53 | REPLY |   

やこ  

悠香様

先ほど突貫で教習所を書き上げました。

急いで書きましたので面白いかどうかわかりません。

とにかく先に世界中の司ファンの皆様に謝っておきたいと思います。

2016/09/02 (Fri) 22:59 | REPLY |   

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