20years ago アノトキのふたり ② 


「相変わらずキレイな顔。憎たらしいくらい」
彫刻のように整った顔立ち、長いまつ毛。
何度も重ねた優しい唇。

「大好きだよ、道明寺…」
つくしはそっと司の唇にキスをした。普段なら考えられない自分の行動に顔を赤らめた。

―何もかも持ってる人がアタシを好きでいてくれるなんて

「気がすんだか?」
「!」
司が目を閉じたままそう言った。

「起きて…んの?」
「…」
「ねえ」
「…」

寝言?それとも狸寝入り?

様子を窺うようにそーっと顔を近づけると司の瞼がゆっくりと開いた。すると次の瞬間、腕を掴まれ司の胸の中に引き込まれた。

「きゃっ」
「いつもそんくれー、素直だといいのによ」
目の前にある美しい顔。唇が触れそうで触れない距離。

「素直じゃなくて、悪かったね」
「まぁ強がってられんのも今のうちだけどな」
「うっ」
「ってオレも脅してどうすんだよな」
司は左手でつくしの頭に手を添え、そっと引き寄せ唇を重ねた。

「怖いか?」
「…うん」
「やめようか?」
止めるつもりはないと宣言しておきながら、いざというときはきちんとつくしの気持ちを尊重してくれる。
どんどん大人になって行く司につくしも必死でついていきたいと思っている。

「やめないで…大丈夫…だから」
「いいんだな?」
司の真剣な目をまっすぐ見つめて頷いた。
司はソファから起き上がるとつくしの脇と膝の下に腕を差し込みベッドルームへと向かう。

キングサイズのベッドにつくしを横たえると、司は着ていたバスローブを脱ぎ捨てボクサーブリーフだけの姿になる。ゆっくり覆いかぶさり再び唇を重ねる。

「ん…」

長い長い口づけで息苦しくなっていたつくしの呼吸が整うと、再び唇を重ね今度は探るように舌を入れてきた。
それだけでビクンと反応してしまうつくしの体。

―アタシ…どうなっちゃうの?









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