Beautiful days

花より男子を愛する自称永遠の乙女の妄想  ※現在、ブロとも申請を休止中
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20years つくし出産編 中編


「早く帰って来いって言うから早く帰りましたけど」

玄関には鍵がかかっていて住人が留守であることを知らせている。
めんどくせぇな、と鍵を出しジャラジャラやっているとスマホが鳴る。

ん?オヤジだ。珍しいな直接電話なんて。

「ハイ」

「翼か?」

翼にかけたんでしょ?と突っ込みたいところをぐっとおさえ

「うん、どうしたの?珍しいね」

「今病院だ。つくしが産気づいた」

「ええ!だってまだ予定日まで2週間以上あったよね?」

「オンナのカラダはわかんねぇ!とにかく入院準備してあるバッグが寝室にあるからそれ持ってきてくれ!」

オヤジ、意外に冷静だな、なんて思ってる場合じゃない。いつ入院になっても大丈夫なようにと準備したばかりのボストンバッグを手に、翼は病院へと向かった



*********



「アレ?翼、もう来ちゃったの?」

?????????????????

ケロッとベッドで雑誌なんか読んでる母を見てハテナがいくつも宙を舞う。

「産気づいたって父さんから連絡が…」

「うん、陣痛は来てるよ。今は収まってるけどね」

なんだよ人騒がせな、とオヤジをジロリと見るが、平然としている。

「まったく、まだまだ産まれないのに大騒ぎして。今だってまだ家にいていい状態なんだよ?それを無理行って入院させてもらうなんて、ほんと恥ずかしくってやんなっちゃうよ」

もう怒ることすらあきらめたのか?あきれ顔で笑っている。

オヤジ、オレもアンタに同調するよ。オンナの体はわかんねぇ。

「何言ってんだ、経産婦はあっという間に産まれちまうってあの女医が言ってただろ?オレ様の大事な大事な子供なんだぞ、オマエわかってんのか?」

すでにハタチすぎの子供がいるが出産に立ち会うのは初めてだ。

「あ…きた…あいたたたたた…」

「!!!なんだ!来たのか?産まれるのか?!」

痛みに耐えながら呆れ顔。

まだまだこんなの序の口だよ…と言おうとするよりも早く、ナースコールを押して

「オイっ!ウチの嫁がもう産まれそうだぞ、救急車よべ!!」

オレも出産に立ち会うのは初めてのことだけど、この暴走する父親のお陰で冷静でいられそうだ。
止められるかな、この人を…。



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1 Comments

やこ says..."ni*a様(拍手コメ返信)"
司なら言いかねないような気がしませんか?
きっと動転してしまったのですね(笑)
でもこんな旦那は困ります( ̄∇ ̄;)
2016.04.16 01:08 | URL | #- [edit]

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