Beautiful days

花より男子を愛する自称永遠の乙女の妄想  ※現在、ブロとも申請を休止中
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20years 修正版 最終話


バイト先に不愛想な男が入ってきて、父親ができるまでのほんの数時間は20年を埋め尽くすくらいの濃い数時間だった。
母子家庭だった20年と家族3人で過ごす数か月。家族になった数か月のほうがよっぽど濃密に感じられる。

初めて翼を訪ねてきた日を境に、猛烈な勢いで残務整理を行い会社を引き継ぐと、父は地方の借家に転がり込んできた。

「よぉ。オレ今日からニートになったから養ってくれよ」
「「はぁ!?」」

会社までの送り迎えは司の仕事になっていた。
さすがに翼の軽自動車はイヤだと言い、東京にいた時に処分せずに残しておいたBMWに乗っている。
こんな田舎にあんな高級車で恥ずかしい!と怒るつくしを、いいじゃねぇかと嬉しそうに毎朝送っていく。

養ってもらってるんだから家事や料理もしな、と言われ、あのデカイ身体にピンクのエプロンを付けて料理や洗濯、掃除もこなす。すっかり主夫も板についてきた。

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※イラスト捜索協力 aoi様


時には経営者としての顔ものぞかせる。翼が大学の勉強で頭を抱えていると、そんなこともわかんねぇのか?どれ見せてみろ、と一緒になって考えてみたりする。

ふたりで起こしたい事業について、夜中まで議論することもある。

結婚の準備の最中、
「おい、翼はまだ戸籍上は認知してないから私生児扱いだよな?オレの実子だがどうすりゃ実子にすることができんだ?」
「ネットで調べてみたら?」
そういうとなにやら調べ始めたが思ったような結果にたどり着けないのかイライラし始めた。オイ弁護士呼べよ!と青筋を立てながらつくしに言うと、うるさいな!六法全書でも読んどきな!と一喝される。

離れていた20年を大急ぎで埋めるような日々を送り、今日という日をようやく迎えたオレの両親。ちょっと(いや、かなり)恥ずかしいときもあるけど自慢の両親だと…思う。

そして数か月後に増えるであろう新しい家族。
弟か妹かわからないけど、寂しい思いをしてきた分、兄貴としてたくさんかわいがってやろうと思う。

「翼…ダメだ。緊張しすぎて口から心臓が飛び出しそう…」
いつになくガチガチの母親にひと言。
「全く…実の母親が息子とバージンロード歩くとか、40でデキ婚とか、オレのほうがよっぽど恥ずかしくて緊張するよ!」
ハハハと笑うと、チャペルのドアが開かれる。

ガチガチに固まる母親をエスコートしながら父の待つ場所へと歩みを進める。
式はごく親しい人たちだけのアットホームなものにした。

2~3年に一度しか会わない牧野のじいちゃんとばあちゃんに進おじさん一家。
母さんの友人に、美佐ちゃん。
40過ぎてもイケメンすぎるオヤジたちと美女2人。
そして…この日初めて会った道明寺の祖母。

この場にいるすべての人たちに祝福されながら、夫となる人のもとへ歩いて行くオレの大好きな母親。
父親の元にたどり着くと、翼はつくしに向かって言った。

「おめでとう母さん。オレ達、幸せにしてもらおうぜ!」
あ…号泣しちゃうかな???
そんな翼の心配をよそに母親の口から飛び出した言葉は

「バカ言ってんじゃないわよ、アタシがあんたたちを幸せにしてあげるんじゃない!」

ニヤリと笑って親指を立てる父親に最愛の母を託した。



~Fin~



あとがき&つぶやき


数多くの二次小説をお読みになり目の肥えた皆様に対してなんてモノを披露しているのでしょうか(・。・;

おととしのことだったと思うんですが、ドロッドロのファンタジー小説書いてたことがありました。

死神と人間のオトコとして育てられた死神の長の娘の恋物語?

設定とか自由だし、何を書いてもいいという気軽さからかなりのめり込んで自分でもハラハラドキドキしながら書いてたんです。

ところが少し放置している間にWordデータがぶっ飛んで、行方不明になりました。

やっと探し当てたと思ったら…

プロローグだけの空っぽなデータ。

小説はもういいや、と思った瞬間でした。

そのファンタジー小説が完結することなく終わってから初の小説が花男二次。

しかも初めて完結させたのがコレ。

盛り上がりもなくシリアスかと思いきやところどころに出てくるコメディ。

中途半端過ぎて小学生の作文かとおもったほどです。

最後まで目を通してくださり、本当にありがとうございました。

明日からは番外編を掲載します。(まだ載せるのか?という声が聞こえる…)

もう少々、お付き合いくださいませ。



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12 Comments

says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.04.13 10:02 | | # [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
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2016.04.13 10:25 | | # [edit]
やこ says..."☆香様"
とんでもないシロモノをおほめ頂き、ありがとうございます。
私もね、類は大好きなんですよ。
だから幸せにしてあげたいんですが、司があれだけ強烈でしょ?
類を幸せにしようとすると、司を完全に消し去るかどうあきらめたのかを考えるか。
想像できんΣ(゚д゚lll)
だから類つく専門で二次やってる作家さんとかスゴっって思ってしまうのです。
2016.04.13 10:50 | URL | #- [edit]
やこ says..."**長→*み*ち様"
まさかの番外編突入。
誰かオイラを止めてくれっ
2016.04.13 12:52 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
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2016.04.13 18:12 | | # [edit]
やこ says..."*ic*様"
大丈夫?耐えられました??私は皆さんの反応が恐くてビビってます(笑)
死神の長の娘…
もう設定も微妙に覚えてないんですけどね。
長に側室が3人もいた上に、長の正室(20年間寝たきり)と一緒に娘が人間の世界(しかも日本)に追放されるとかそんな内容です。
毒殺疑惑とか後継者争いとかドロドロ過ぎて逆にウケながら書いてた気がするんですが、もう思い出せない(´;ω;`)
あらすじ書いたメモすら行方不明(´;ω;`)ウゥゥ
2016.04.13 20:52 | URL | #- [edit]
やこ says..."ni※a様(拍手コメ返信)"
本編、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
書いてた時はね…ノリノリだったんですが、時間をおくと恥ずかしさしかありませんよ(;´・ω・)
あと1週間くらいになりますが、もう少々お付き合いくださいませ(^▽^)
2016.04.13 21:12 | URL | #- [edit]
やこ says..."ゆみん様(拍手コメ)"
ご無沙汰してります!

教習所物語、気に入っていただけているようでとっても嬉しいです!
くだらないお話ではあるんですけど、「Take it easy!」みたいなのよりも、ブフォっと吹き出しちゃうようなお話のほうが書いてて楽しいんですよね。
どこまでいけるかわかりませんが、頑張りますね!
2016.08.15 22:21 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
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2016.10.04 12:25 | | # [edit]
やこ says..."olive様"
はじめまして!コメントありがとうございます。
私のお話を読んで泣けたという方はolive様が第1号かもしれません(笑)
そんな余韻を吹き飛ばすくらいのバカ話を今後も書いていければと思います。
2016.10.06 14:31 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017.01.10 14:42 | | # [edit]
やこ says..."まろ様(拍手コメ)"
お恥ずかしいお話に最後までお付き合いくださりありがとうございました!
2017.06.18 19:24 | URL | #- [edit]

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