Beautiful days

花より男子を愛する自称永遠の乙女の妄想  ※現在、ブロとも申請を休止中
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指差し確認 @花より男子二次小説

卓越したユーモアセンスと抜群の文章力をお持ちのaoi姉さんからのいただきもの。

原作もドラマも映画も見ずにこのクオリティは神。

パラレルなら姉さんにオマカセ。

「いいかーお前ら、道路を渡る時は車が来てねぇか、よ~~~~く見てから渡るんだぞ!」



「「「「「はーーーーーい!!!司先生」」」」」





かわいい声をそろえて元気よく返事をするのは、英徳保育園年長さんキリン組の園児たち。

今日は保育園の近くにある植物園まで歩いて行く、楽しい楽しい遠足の日。

GWまであと少しの植物園は春の植物でいっぱいだろう。





「今から先生がお手本を見せるからな。しっかり見とけよ」









みんなこの4月から新しく英徳保育園の保育士になった道明寺司に興味津々だ。

口はちょっと、いや…かなり悪く行動も粗雑だが、子供たちの遊びにみんなの電池が切れるまで付き合い、大きな身体を使ったダイナミックな遊びに子供たちは夢中だ。

一番人気は肩車で、どこの家のお父さんよりも背の高い司に肩車をしてもらった子供たちは、今まで体験したことの無い高さに驚き、笑う。



お母さんたちにはイケメン保育士として人気。

送迎のお母さんたちの服装が去年度までとはまるで違い、子供たちは不思議に思っている模様。

今までは仕事先の制服だったのが急にひらひらスカートになり、手抜きメイクもチークはふんわりグロスでつやつやになったらそりゃ驚くだろう。





「ママーどうしてキレイにおけしょうするの?」





なんて無邪気に我が子から質問されて、あたふたと慌てるお母さんたちの姿があちこちにいるのが、この3週間の朝夕の恒例行事だったりする。









「いいかー?横断歩道しか渡っちゃだめだぞ。道路を渡る前に1回止まって、右を見て、左見て、もっかい右を見るんだぞ」





司はそう言いながら右手の人差し指で、右・左・右と指差し確認をすると共に左右に首を振る。

きらきらと真剣な瞳をして小さく首をこくこくしながら司を見つめる子供たち。


tsuka1 (2)



「で、車が来てなかったら手を高―ぁく頭の上に挙げて横断歩道を渡れ!分かったか?分かったら元気よく返事!」



「「「「「はーーーーーい!!!司先生」」」」」







「園長先生、道明寺先生に来ていただけて本当に良かったですね」





子供を頭の上まで持ち上げて芝生広場を「飛行機だーー」と走る司を見て保育士たちが話す。

キャハハハハーーー

子供たちが楽しそうにはしゃぐ声が広場に響く。





「でしょう?道明寺先生は子供の心をつかむカリスマ先生として人気だから、あちこちの保育園からオファーがあったみたいなんだけど、おじいさんが亡くなってから、元気のなくなったおばあさんと一緒に住む為にこちらへ引っ越して来るから、ってうちに来てくれたの」



「若くてイケメンだから、お母さん方も私たちも嬉しいですよ」

「子供たちも、特に女の子はおしゃまさんだから……ウフフ」

「男の子はお父さんには出来ない身体遊びをしてくれるから大好きみたいですよ」





口々に司を褒める先生たち。







お弁当も食べ終わり、もう保育園に帰る時間。

リュックサックに荷物を詰めて人数確認。

司は1人1人指を差しながら数える。





「1・2・3・4・5・6…………23っと。よーし、みんないるな。園長先生、キリン組全員揃っています」

「トイレも行った。忘れ物はない。ゴミも拾った。さぁ、帰るぞ!」





子供たち・トイレ・芝生広場と1つ1つ指差し確認する司。


tsuka1 (2)



「司先生どうして指でさすの?ママは『人を指でさしちゃいけません!』って言ってるよ?」



「んー?大切なことは指で差しながら確認しないとダメなんだよ。先生は……忘れたら困るだろ?」



「たいせつ?司先生はボクたちがたいせつ?」



「あったりまえだろ。お前たちは大切だ」





ニヤリと笑って司は子供たちを指差した。

tsuka1_2016031117431898f.jpg



おわり



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