Take it easy! 第6話 


「知ってたの?」



アタシの興奮は収まらない。

コネとか口利きとかをアタシが嫌うってみんな知ってるくせに。



「ごめんつくし。いつか言わなきゃって思ってたの」



アタシは中島チーフとの食事の席を立ったあと、すぐに滋さんに電話して話がしたいと呼び出した。

興奮した様子のアタシにただならぬ雰囲気を感じたようで、忙しい中時間を割いて飛んできた。



「いつかって…!アタシがこういうの嫌いなのは滋さんだって知ってるじゃん!」

「つくし…聞いてよ!」

「どうせみんな知ってるんでしょ?アタシだけ知らないで、実力で採用されたと思ってて、ホント馬鹿みたい!」

「違うのつくし。実は司の息がかかっててったって知ったのはつい最近のことなんだよ。それまであたしも桜子も全然知らなくて、類くん達に確認したくらいだもん」

「類に?じゃ、類や西門さん・美作さんも知ってたってことだよね?」

「うん、あたし達より先には知ってたはずだけど、やっぱみんなつくしの性格知ってるからすごく悩んだんだよ」

「なんで悩むの?ハッキリ言えばいいじゃん」

「だって司の気持ちもわかるから…」



この期に及んで道明寺の気持ちってなに?

人を散々期待させて待たせておいて他の人と結婚したオトコの気持ちをどうわかるっていうのか。



「つくしもわかってるだろうけど、司は結婚したくてしたわけじゃないんだよ?」

「そんなのアタシは関係ない!」

「司はつくしを待たせておいて他の人と結婚したこと、自分のせいじゃないのにすごく悩んで悔やんでたって」

「そんなのアイツの勝手な都合でしょ、それとアタシの就職とどう関係あるの?」

「だからせめて生活に困ることがないようにとか、やりたいと思ってる仕事に就けるようにって、みんなに内緒で手を回したんだって…」



別れた今となっては後悔ばかりだけど、大学の学費を支払ってくれたり、通帳を作ってくれたり経済的な援助も受けてきた。

もちろんありがたいことだけど、そのことがアタシを時々みじめにさせることだってあった。



「ねえ、滋さん」

「なに?」

「今でも道明寺と頻繁に連絡取ってるのって誰なの?」









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